下肢のリハビリ

下肢の筋力強化運動

足に人工関節を入れられた方、又はリウマチで足に痛みがあり運動不足の方に
足の筋力低下を防ぐ為、 ここに簡単で誰にでも出来るリハビリをご紹介します。

足首の運動
足首の運動 伸ばしたまま3秒停止
これを10回行う

太ももの運動(A)
太ももの運動 膝を伸ばしたままで、
10度の位置で
10秒停止
3回行う

太ももの運動(B)
太ももの運動 膝を伸ばしたままで、
太ももから上下運動
5回×2
5回したら一度休憩

膝の運動
足の運動 膝の屈伸を、右と左で
10回ずつ行う

膝と太ももの運動
足の運動 膝の下にタオルを置き
それを膝で押してください。
押したまま5秒間停止
これを10回行います

次からは座って行います
膝の運動
足の運動 膝を曲げたり伸ばしたり
を繰り返します
10回行います

膝の静止
足の運動 膝を真っ直ぐ伸ばしたまま
10秒間静止します
10回行います

砂袋

砂袋 砂袋

もう少し負荷をかけて運動したい時、足首に砂袋をつけてやります。
これは1キログラムの砂袋ですが、ない場合は砂糖やお米をビニール袋に入れて
古いパンティーストッキングの中にいれても代用できます。
中身の分量は各自に合ったようにして下さい。

下肢の筋力強化運動

◆それぞれの回数は体調に合わせて加減します。
分からない場合は先生に相談して決めてください。
◆運動後は安静にしましょう。
又、1〜2時間、膝の痛みが続くようであれば、過度な運動になっています。
多少の痛みはあるので大丈夫です

リハビリの重要性

リウマチは年齢に関係なく、関節が痛み、変形しやがて不自由になっていく病気
なのです。最悪の場合、寝たきりということもあります。我が国の寝たきり患者
の5.3%にあたる1900人が関節リウマチ、関節炎によるものなのだそうです。
「痛み」に並行して「肢体不自由」というリウマチ患者のQOL(生活の質の向上)
を少しでも上げるために、歩けるという手段は手放せないものですね。

うかうかしていると
「去年出来たことが今年は困難になり、今年困難であった事は来年は出来なくなる」

という構図に陥ってしまうのです。じっとしていると骨や筋肉がどんどん弱くなるばかりです。
いったん歩けなくなったら、どんな薬も針や灸でも歩ける様にはなりません。
「歩きたい」と思ったら「歩く訓練」をするより他ありません。
さぁ、レッツ リハビリ!頑張りましょう。



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